1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 深夜に手術執刀でも翌日の手術の転帰に悪影響見られず

深夜に手術執刀でも翌日の手術の転帰に悪影響見られず

2022年6月6日  JAMA Internal Medicine

夜間(午後11時から午前7時)手術を執刀した外科医が翌日の日中(午前7時から午後5時)に執刀した手術の転帰を後ろ向き横断研究で検討。米国の大規模レジストリに登録された日中に手術を受けた患者49万8234例(平均年齢55.3歳、女性53.1%)の転帰を評価した。 その結果、外科医1131人による日中の手術49万8234件のうち1万3098件(2.6%)を前夜に手術を執刀した外科医が担当したものだった。調整後の院内死亡または重大な合併症の発生率は、前夜に手術を執刀した外科医による日中の手術が5.89%、前夜手術を担当しなかった同じ外科医による日中の手術が5.87%だった(調整後の絶対差0.02%、同-0.47-0.51、P=0.93)。前夜手術を執刀した外科医では、日中の手術所要時間が統計学的に有意に短かった(調整後の所要時間112.7分 vs. 117.4分、調整後差-4.7分、同-8.7--0.8、P=0.02)が、この差に意義はないと考えられた。...