1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 19歳未満の角膜炎、半数がコンタクトレンズ装用に起因

19歳未満の角膜炎、半数がコンタクトレンズ装用に起因

2022年6月7日  専門誌ピックアップ

米ミネソタ州オルムステッド郡で2000-09年に角膜炎診断を受けた19歳未満の患者285例を対象に、小児角膜炎の発症率および臨床的特徴を後ろ向き研究で検討した。 その結果、10年間で294件の角膜炎診断が発生し、19歳未満の10万人当たり発症率は78.0(約1282人に1人)だった。10年間で発症率の増加が見られた(P<0.001)。診断時の平均年齢は15.3歳で、女性が60.4%を占めた。病因別にみると、コンタクトレンズ装用による角膜炎が全体の45.6%、感染性角膜炎が24.5%、乾性角膜炎が7.8%を占め、22.1%が詳細不明だった。20/40以下への視力低下が見られた患者の割合は、初回検査時に21.4%、最終検査時に8.4%だった。...