うつ病および不安による慢性疾患の蓄積への影響を米ミネソタ州オルムステッド郡の住民を対象としたコホート研究で検討。20歳、40歳、60歳の年齢コホート計4万360例(女性53.3%)を誕生日前5年間のうつ病、不安、うつ病と不安併発、うつ病も不安もなし(基準)の4群に分類し、比較した。 その結果、慢性疾患蓄積のリスクは、うつ病の女性(ハザード比:20歳コホート1.20、95%CI 1.02-1.42、40歳コホート1.20、1.10-1.31、60歳コホート1.09、1.02-1.16)およびうつ病と不安を併発した女性(同1.60、1.28-1.99、1.41、1.21-1.65、1.29、1.15-1.44)の方が基準群より高く、うつ病と不安を併発した20歳コホートの男性(同1.77、1.08-2.91)が基準群より有意に高かった。 慢性疾患の蓄積率(100人年当たりの平均年間発生率)は、女性ではいずれの年齢コホートでも、うつ病と不安併発群がうつ病群(例:20歳コホートで100人年当たりの差1.2)および基準群(同1.7)より有意に高かった。男性では、20歳コホートのうつ病と不安併発群(...
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