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皮膚筋炎、lenabasumで重症度改善

2022年6月8日  専門誌ピックアップ

疾患活動性が中等度以上で、ヒドロキシクロロキンに不応または不耐の皮膚症状がある皮膚筋炎患者22例を対象に、カンナビノイド受容体2拮抗薬lenabasumの安全性および有効性を無作為化第II相プラセボ対照試験で検討した。 その結果、lenabasumに起因する重篤または重度の有害事象は見られず、試験を中止した患者はいなかった。病変範囲と重症度尺度(CDASI)で判定した疾患活動性の調整後最小二乗平均の低下度はlenabasum群の方がプラセボ群より大きく、113日目に有意な群間差が確認された(最小二乗平均差-6.5、P=0.038)。lenabasum群に副次的有効性評価項目の数項目およびバイオマーカーの数値的に大きな改善が認められた。...