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頭頸部がん、治療から2年後の喫煙率は45%

2022年6月8日  専門誌ピックアップ

新規診断時に5年以上日常的に喫煙していた頭頸部扁平上皮がん(HNSCC)患者89例(平均年齢60.1歳、男性83.1%、アメリカンインディアンまたはアラスカ先住民2.2%、アジア系1.1%、黒人3.4%、白人79.8%)を対象に、治療後の禁煙パターンを前向きコホート研究で検討。追跡期間は24カ月だった。 その結果、治療後の喫煙継続率は6カ月時点が58.4%、12カ月後が52.8%、18カ月後が46.1%、24カ月後が44.9%だった。禁煙が成功する確率は、治療後6カ月間が最も高かった。治療24カ月後に喫煙を継続していた患者は、禁煙成功者より1日当たりの平均喫煙本数が多く(17.8本 vs. 12.4本)、喫煙期間が長く(28.2年 vs. 16.4年)、禁煙を試みた回数が少なかった(5.3回 vs. 10.4回)で治療24カ月後の喫煙継続の確率が高かった。...