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AYA世代の白血病経験者、数十年後も早期死亡リスク高い

2022年6月9日  専門誌ピックアップ

米国の監視・疫学・最終結果(SEER)レジストリを用いて、AYA世代(15-39歳)の急性白血病5年生存者の長期転帰を検討。急性リンパ芽球性白血病(ALL)経験者1938例(追跡期間中央値12.3年)および急性骨髄性白血病(AML)経験者2350例(同12.7年)を対象とした。 その結果、10年生存率はALL経験者が87%、AML経験者が89%で、一般集団は99%だった。最長30年の追跡時点でもAYA世代の白血病経験者の生存率は年齢で調整した一般集団よりも低かった。急性白血病経験者の死因は原発がんが最も多く、その後の数十年はがん以外の死因が多かった。男性AML経験者の生存期間は女性よりも有意に短かった(生存期間の比0.61、95%CI 0.45-0.82)。...