1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 無症候性の高度頸動脈狭窄、5年脳卒中発症率は推定4.7%

無症候性の高度頸動脈狭窄、5年脳卒中発症率は推定4.7%

2022年6月8日  Journal of the American Medical Association

外科的治療を受けず、内科的に治療した無症候性高度頸動脈狭窄患者の脳卒中の転帰を後ろ向きコホート研究で評価。2008-12年に診断を受けた無症候性の高度(70-99%)頸動脈狭窄患者3737例(平均73.8歳、男性57.4%)を対象とし、2019年まで追跡した。主要評価項目は、同側の頸動脈に起因する急性虚血性脳卒中の発生とした。 その結果、3737例の動脈4230本のうち、2314例の動脈2539本に介入歴がなかった。このコホートの平均追跡期間は4.1年だった。介入前に同側脳卒中が133件発生し、年間平均脳卒中発生率は0.9%だった。同側脳卒中の5年後のカプラン・マイヤー推定値は4.7%だった。...