コロナワクチン、3回接種が最も効果的

新型コロナウイルス感染症（COVID-19）に対する異種または同種ワクチンレジメンの有効性をネットワークメタ解析によるリビングシステマティックレビューで評価。世界保健機関（WHO）のCOVID-19データベースから、2022年3月8日以降の無作為化比較試験、コホート研究、症例対照研究を週次で検索し、53報を初回解析の対象とした。 特定したCOVID-19ワクチン接種の組み合わせ24種類のうち、mRNAワクチンの3回接種（ワクチン有効性96％）が無症候性および症候性のCOVID-19感染に対する有効性が最も高かった。アデノウイルスベクターワクチン2回接種とmRNAワクチン1回接種による異種混合追加接種でも十分な効果が得られた（同88％）。 同種mRNAワクチン2回接種のCOVID-19重症化予防に対する有効性は99％だった。mRNAワクチン3回接種がCOVID-19による入院の減少に対する有効性が最も高かった（同95％）が、死亡に対する有効性は交絡因子のため明らかになっていない。サブグループ解析では、3回接種レジメンが高齢者（65歳以上）を含め全年齢群で有効だった。...