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HPV陰性なら子宮頸がん検診の間隔は5年に延長可能

2022年6月13日  British Medical Journal

英イングランドで、ヒトパピローマウイルス(HPV)陰性判定後の子宮頸部高度異形成・上皮内がん以上(CIN3+)および子宮頸がんの検出率を観察研究で評価。24-59歳を対象に実施した予備試験のデータ(検診2回分、対象134万1584例、2013-16年、2019年末まで追跡)を用いた。 その結果、50歳未満では、初回検診でHPV陰性だった女性は、2回目の検診でCIN3+が検出される割合が細胞診検査後より有意に低く(補正オッズ比0.26、95%CI 0.23-0.30)、中間期子宮頸がんリスク(同0.44、0.23-0.84)も同様だった。50歳以上の女性でも、初回のHPV検査が陰性だと5年後の検診2回目で検出されるリスクが低く、50歳未満の女性の3年後の検出リスクより低かった(同0.46、0.27-0.79)。初回検診でHPV陽性だが細胞診に異常がなく、その後の早期再検査でHPV陰性だった女性は、2回目の検診でCIN3+が検出される割合が初回検診でHPV陰性だった女性より高かった(同3.27、2.21-4.84)。...