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肝硬変の男性、勃起不全有病率7割を超える

2022年6月17日  専門誌ピックアップ

Karnofsky全身状態スコアが高く、女性パートナーと安定した関係にある肝硬変男性患者400例[Child Turcotte Pugh(CTP)分類クラスA 44.0%、クラスB 41.0%、クラスC 15.0%]を対象に、勃起不全(ED)有病率およびED関連因子を検討。勃起機能の評価に国際勃起機能スコア(IIEF)質問票を用いた。 その結果、対象者の72.3%にEDが確認された。EDを報告した男性は、EDがない男性より健康関連QOL尺度SF-36スコアが有意に低かった。多変量解析では、高齢、肝硬変の長期罹患、CTP分類クラスC(クラスAとの比較で)、肝静脈圧較差の上昇、全般性不安障害、大うつ病および二重エネルギーX線吸収測定法による四肢骨格筋指数(DEXA ASMI)の低下がEDの関連因子だった。...