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若年2型糖尿病にデュラグルチドが有効

2022年6月17日  New England Journal of Medicine

10-18歳未満の2型糖尿病患者154例を対象に、GLP-1受容体作動薬デュラグルチド週1回投与の有効性を26週間の二重盲検プラセボ対照試験で検討(AWARD-PEDS試験)。生活習慣改善単独またはメトホルミンとの併用により治療中(基礎インスリン併用の有無を問わず)の患者を無作為化によりプラセボ群、デュラグルチド0.75mg群、同1.5mg群に割り付けた。主要評価項目は、26週時点の糖化ヘモグロビン値の変化量とした。 その結果、26週時点の糖化ヘモグロビンの平均値は、プラセボ群では試験開始前から上昇し(0.6%ポイント)、デュラグルチド群では低下した(0.75mg群-0.6%ポイント、1.5mg群-0.9%ポイント、いずれもプラセボ群に対してP<0.001)。デュラグルチド群の方がプラセボ群よりも消化器系の有害事象の発現率が高かった。...