米テキサス州とカリフォルニア州の聴覚消失小児204例を対象に、人工内耳移植の便益を検討。平均追跡期間は2年だった。人工内耳を移植した認知機能および適応行動が正常な138例をコホート1、人工内耳を移植した認知機能および適応行動が低い37例をコホート2、補聴器を使用する29例をコホート3とした。 コホート2を参考基準とした解析の結果、コホート1は認知、適応機能、言語および聴覚技能の獲得速度が速く(推定係数0.166-0.403、P≦0.001)、コホート3は遅かった(同-0.119--0.243、P≦0.04)。コホート3で親子システム内のストレス増加度が高かったが(同1.328、P=0.02)、コホート1と2では差がなかった。...
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