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CAYA世代B-ALLにCD19/22 CAR-T療法が有効

2022年6月21日  専門誌ピックアップ

小児および若年成人(CAYA世代)のB細胞性急性リンパ芽球性白血病(B-ALL)患者20例を対象に、CD19とCD22を標的とする新規の二重抗原標的キメラ抗原受容体(CAR)T細胞療法(CD19.22.BBz)の効果と安全性を第I相用量漸増試験で検討。主要評価項目は毒性と用量設定とした。 その結果、完全寛解(CR)率は、CD19.22.BBzを投与したコホート全体が60%(20例中12例)、CAR-naïve例が71.4%(14例中10例)だった。10例(50%)にサイトカイン放出症候群(CRS)が見られ、そのうち3例(15%)はグレード3だった。このほか、1例に神経毒性(グレード3)が認められた。CR達成患者の無再発生存率(RFS)は、6カ月時点で80.8%、12カ月時点で57.7%だった。...