米の死亡率、民主党支持郡の方が共和党支持郡より低い

米国で、最近の死亡率の傾向を郡ごとの大統領選挙投票パターンに基づく横断研究で検討。大統領選挙での支持政党により郡の政治環境を分類し、人口10万人当たりの年齢調整死亡率（AAMR）および平均年間変化率を評価した。ジョインポイント分析で年間変化率の傾向の変曲点も調査した。 その結果、2001-19年の年齢調整死亡率は、民主党支持郡では850.3から664.0へ22％低下し（平均年間変化率－1.4％）、共和党支持郡では867.0から771.1へ11％低下した（同－0.7％）。これにより、両郡の年齢調整死亡率の差は16.7から107.1へ広がった。民主党支持郡では、2001-09年の期間（年間変化率－2.1％）と2009-19年の期間（同－0.8％）の間で年間変化率の統計学的に有意な変曲点が認められ、共和党支持郡では、年間変化率が2001-08年に－1.4％となり、2008-19年にはゼロに近くなった（年間変化率－0.2％）。...