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FENaによるAKI鑑別、CKDと利尿薬投与患者で精度劣る

2022年6月22日  専門誌ピックアップ

ナトリウム排泄分画(FENa)による腎性急性腎障害(AKI)と腎前性AKIの鑑別の精度を19試験(対象計1287例)のメタ解析で検討した。 その結果、腎性AKIと腎前性AKIの鑑別にFENa 1%を閾値とした試験のサブセット(15試験、872例)では、感度が90%、特異度が82%だった。サブグループ解析で、慢性腎臓病(CKD)患者または利尿薬を投与した患者を対象とした6試験(511例)の感度が83%、特異度66%、利尿薬を投与した患者を対象とした5試験(238例)ではそれぞれ80%および54%、CKDの既往がなく利尿薬を投与していない乏尿患者を対象とした8試験(264例)では95%および91%だった。...