新たな手術ロボ、前立腺がんRARPで安全性確認

限局性前立腺がん患者を対象に、ロボット支援手術システムKangDuo Surgical Robot-01（KD-SR-01）を用いたロボット支援根治的前立腺全摘除術（RARP）の実行可能性、安全性および有効性を前向き臨床試験で検討。単施設で1人の外科医がRARP 16件を執刀した。 その結果、全患者の手術が成功した。ドッキング時間の中央値は5.9分、コンソール時間は87分、尿道膀胱吻合時間は14.4分だった。推定失血量中央値は50mLで、術中に輸血を要した患者はいなかった。術後入院期間中央値は5日だった。切除断端陽性率は25％で、術後1カ月時点の生化学的再発率は0％だった。カテーテル除去後1カ月時点の禁制発生率は87.5％だった。Clavien-Dindoグレード3以上の術中および術後合併症は発生しなかった。外科医が評価したNASA-TLX総スコアは22.7±3.2となり、快適度は高いと報告された。...