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CoronaVac、有効性の経時的変化を検討

2022年6月23日  British Medical Journal

ブラジル・サンパウロで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する不活化ワクチンCoronaVac(シノバック社)2回接種後のCOVID-19リスクの経時的変化を検査陰性デザインを用いた症例対照研究で評価。適格者20万2741例から症候性COVID-19の症例5万2170例とCOVID-19症状はあるが検査陰性の対照6万9115例をマッチさせ、4万3257組を設定した。 その結果、ワクチン2回接種終了からの時間経過に伴い症候性COVID-19の補正オッズ比の増加が見られた。オッズ比の上昇は若年者と医療従事者で大きかったが、感度解析からバイアスが一因となる可能性が示唆された。2回目接種後第14-41日のオッズと比較したCOVID-19に起因する入院または死亡の補正オッズ比は経時的に有意に増加し、第70-97日の1.25(95%CI 1.04-1.51)から第182日以降は1.94(同1.41-2.67)になった。...