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後期早産児は小児期の心代謝リスクが高い

2022年6月24日  専門誌ピックアップ

カナダ・オンタリオ州の小児1742例(平均年齢5.6歳、男児54.6%)を対象に、後期早産および在胎週数に応じた体の大きさが小児期の心代謝リスク(CMR)に及ぼす影響を後ろ向きコホート研究で検討。主要評価項目は、CMR複合スコア(ウエスト周囲長、トリグリセリド対数値、グルコース値、収縮期血圧、高比重リポ蛋白コレステロール値の各項目を年齢・性別で標準化した総zスコア)とした。 5.0%が中期早産(妊娠34週未満)、8.3%が後期早産(妊娠34-36週)、26.1%が早期正期産(妊娠37-38週)、60.6%が満期正期産(妊娠39週以上)だった。満期正期産児との比較で、中期早産児(調整β=0.50、95%CI 0.24-0.75)および後期早産児(調整β=0.27、95%CI 0.06-0.47)のCMRスコアが高かった。妊娠週数1週増えるごとにCMRが0.06U(調整β、95%CI -0.08--0.03U)低下した。...