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活動期クローン病、生物学的製剤2剤の効果同等

2022年6月25日  Lancet

生物学的製剤使用歴のない中等症ないし重症の活動期クローン病(CD)患者386例(18歳以上、CDAIスコア220-450)を対象に、ウステキヌマブまたはアダリムマブによる単剤治療の有効性および安全性を二重盲検並行群間実薬対照無作為化第IIIb相試験で比較(SEAVUE試験)。 その結果、ウステキヌマブ群191例中29例(15%)およびアダリムマブ群195例中46例(24%)が52週以前に投与を中止した。52週時点での臨床的寛解率は、それぞれ65%および61%で、両群間に有意差は認められなかった。(群間差4%、95%CI -6-14、P=0.42)。安全性は既報と一致していた。ウステキヌマブ群の4例(2%)、アダリムマブ群の5例(3%)に重篤な感染症が認められた。試験期間中、死亡は認められなかった。...