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再発・難治性多発性骨髄腫のcilta-cel、2年後も深い奏効持続

2022年6月25日  Journal of Clinical Oncology

3回以上の濃厚な前治療歴のある再発または難治性の多発性骨髄腫患者を対象に、CAR-T細胞療法薬ciltacabtagene autoleucel(cilta-cel)の安全性および有効性を評価した第Ib/II相試験CARTITUDE-1の最新結果が報告された。前回の報告では、12カ月時点で早期に深い持続的な奏効が示された。 追跡調査期間中央値27.7カ月時点(97例)の全奏効率は97.9%だった。82.5%に厳格な完全奏効が得られた。無増悪生存(PFS)期間および総生存(OS)期間中央値は未到達だった。27カ月PFS率およびOS率は、それぞれ54.9%および70.4%だった。全サブグループに高い奏効率が確認された(95.1-100%)。細胞遺伝学的に高リスク、International Staging System(ISS)ステージIII、高腫瘍量または形質細胞腫の患者は奏効期間、PFSおよびOSが短かった。安全性については、前回報告以降、新たなcilta-cel関連サイトカイン放出症候群は認められなかった。新たに1例にパーキンソン症候群(cilta-cel投与後914日目)が見られた...