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乳がん検診、デジタルマンモかDBTか

2022年6月25日  Journal of the American Medical Association

米国の44施設で、デジタル乳房トモシンセシス(DBT)による乳がん検診がデジタルマンモグラフィより高濃度乳房女性の中間期浸潤がんおよび進行乳がんのリスク低下に有効かにコホート研究で検討。解析対象は40歳から79歳の女性50万4427例に実施したデジタルマンモグラフィ検査100万3900件およびDBT検査37万5189件を対象とした。主要評価項目は検診から12カ月以内の中間期浸潤がんまたは進行乳がんの発見率とした。 その結果、中間期浸潤がん発見率は、DBTとデジタルマンモグラフィに有意差はなかった(全体でそれぞれ検査1000回当たり0.57 vs. 0.61、差-0.04、95%CI -0.14-0.06、P=0.43)。進行乳がん発見率は、極めて高濃度乳房かつ乳がん高リスクの女性(全体の3.6%)ではDBTの方がデジタルマンモグラフィよりも低かった(1000検査当たり0.27 vs. 0.80、差-0.53、95%CI -0.97--0.10)。...