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活動期クローン病の導入療法にリサンキズマブが有効

2022年6月26日  Lancet

中等度ないし重度の活動性クローン病患者を対象に、IL-23 p19阻害薬リサンキズマブによる導入療法の安全性と有効性を第III相無作為化二重盲検プラセボ対照導入療法試験2件で検討した(ADVANCE試験931例、MOTIVATE試験618例)。 その結果、両試験ともに臨床的寛解[クローン病活動指数(CDAI)または患者報告転帰基準(1日の平均排便回数と腹痛スコア)]と12週目の内視鏡的奏効による主要複合評価項目を達成した(p≦0.0001)。いずれも治療中に発現した有害事象の発現率が試験群間で同程度だった。3例が死亡した(ADVANCE試験のプラセボ群2件、MOTIVATE試験のリサンキズマブ1200mg群1件)が、リサンキズマブを投与した患者の死亡は治験薬関連のものではないと判断された。...