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妊娠中のコロナ感染が児の神経発達に影響

2022年6月27日  専門誌ピックアップ

米マサチューセッツ州の病院6施設で、妊娠中の母親の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染が児の生後12カ月までの神経発達に及ぼす影響を後ろ向きコホート研究で検討。評価項目は、生後12カ月間の国際疾病分類(ICD-10)診断コードから判定した神経発達障害、母親と児の社会人口統計学的因子と臨床的特徴とした。 出生児7772例(妊娠7466件、単胎96%、母親がSARS-CoV-2陽性の児222例、母親の平均年齢32.9歳)を対象とした。感染した母親の方が感染していない母親より早産の割合が高かった(14.4% vs. 8.7%、P=0.004)。妊娠中の母親がSARS-CoV-2陽性だった児は神経発達障害の診断割合が高く、未調整モデルではオッズ比2.17(95%CI 1.24-3.79、P=0.006)、人種、民族、保険の状況、児の性別、母親の年齢および早産の状況を調整したモデルでは調整オッズ比1.86(95%CI 1.03-3.36、P=0.04)だった。...