1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. mCRPCにカボザンチニブ+アテゾリズマブが有望

mCRPCにカボザンチニブ+アテゾリズマブが有望

2022年6月27日  The Lancet Oncology

エンザルタミドおよびアビラテロンまたはそのいずれかによる治療後に進行した転移性去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)患者132例を対象に、カボザンチニブ+アテゾリズマブ併用療法の有効性と安全性を非盲検第Ib相試験で検討(COSMIC-021試験の拡大コホート6)。データカットオフ時点での追跡期間中央値は15.2カ月だった。 その結果、固形がんの効果判定規準(RECIST)第1.1版に基づき治験責任医師が判定した客観的奏効率は23%で、そのうち2%が完全寛解、21%が部分寛解だった。55%にグレード3-4の治療関連有害事象が発現し、肺塞栓症(8%)、下痢(7%)、疲労(7%)、高血圧(7%)の発現頻度が高かった。1例にグレード5の治療関連有害事象(脱水)が認められた。56%に重篤な有害事象が発現した。...