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企業のスポンサーシップが費用効果分析結果に及ぼす影響を検討

2022年7月4日  British Medical Journal

企業(製薬、医療機器、バイオテクノロジー)のスポンサーシップが費用効果分析の結果に及ぼす影響をTufts費用効果分析(CEA)レジストリを用いて分析。質調整生存年(QALY)と増分費用効果比(ICER)を報告したCEAを対象とし、3つの閾値(5万ドル、10万ドル、15万ドル)を用いて影響を評価した。 その結果、適格としたCEA 8192件のうち2437件(29.7%)が企業によるスポンサーシップがあるものだった。企業のスポンサーシップがある研究のCEAでは、企業のスポンサーシップがない研究よりICERが5万ドル(調整後オッズ比2.06、95%CI 1.82-2.33)、10万ドル(同2.95、2.52-3.44)、15万ドル(同3.34、2.80-3.99)を下回ったものが多かった。増分費用と質調整生存年について前向きな結果を報告したCEA 5877件のうち、企業のスポンサーシップがある研究のICERが企業のスポンサーシップがない研究よりも33%低かった。...