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魚の摂取量と黒色腫リスクに正の相関

2022年7月4日  専門誌ピックアップ

米NIH-AARP Diet and Health Studyの参加者49万1367人のデータを用いて、魚の総摂取量および種類別の魚摂取量による悪性黒色腫リスクを検討。多変量調整Cox比例ハザード回帰で、ハザード比と95%信頼区間(CI)を推定した。 中央値15.5年、661万1941人年の追跡で、悪性黒色腫5034例、上皮内黒色腫3284例が特定された。魚の総摂取量増加と悪性黒色腫リスク(最高五分位群 vs. 最低五分位群でハザード比1.22、95%CI 1.11-1.34、傾向のP=0.001)および上皮内黒色腫リスク(同1.28、1.13-1.44、傾向のP=0.002)に正の相関があった。マグロ摂取量および揚げ物でない魚の摂取量と悪性黒色腫および上皮内黒色腫リスクにも正の相関があった。魚の揚げ物の摂取量に悪性黒色腫リスクとの逆相関が認められたが、表皮内黒色腫との逆相関は見られなかった。...