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ホルモン療法によるホットフラッシュで乳がん転帰を予測

2022年7月5日  専門誌ピックアップ

乳がんの術後ホルモン療法(AHT)に起因するホットフラッシュで乳がん転帰が予測できる可能性を住民対象コホート研究で検討。スウェーデン・ストックホルムで2006年から2019年までに化学療法を実施せずAHTを開始した乳がん患者7152例を特定し、2020年まで追跡した。 その結果、AHT開始直後にホットフラッシュ治療薬を新規に使用した患者は、無病生存率が不良で(調整済みハザード比1.67、95%CI 1.11-2.52)、治療中止率が高かった(同1.47、1.21-1.78)。低所得患者(ハザード比1.91、95%CI 1.41-2.59)、がんに罹患した第1度近親者のいない患者(同1.81、1.39-2.35)、がんで死亡した第1度近親者のいない患者(同1.71、1.37-2.12)にホットフラッシュ治療薬とAHT中止との強い相関が認められた。...