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頻繁な悪夢はパーキンソン病の前駆症状か

2022年7月6日  専門誌ピックアップ

頻繁な悪夢とパーキンソン病(PD)発症リスクとの関連をコホート研究で検討。米国の住民対象コホート研究Osteoporotic Fractures in Men(MrOS)の参加者で、登録時点でPDがなく、ピッツバーグ睡眠質問票(PSQI)で過去1カ月に見た悪夢の頻度を調べた67歳以上の男性3818例を対象とした。 その結果、追跡期間平均7.3年で、91例(2.4%)がPDを発症した。登録時点で頻繁に悪夢を見ていた参加者はPD発症リスクが2倍だった(オッズ比2.01、95%CI 1.1-3.6、P=0.02)。追跡期間で層別化すると、診断前から5年以内は、頻繁に悪夢を見ているとPD発症リスクが3倍になった(同3.38、1.3-8.7、P=0.01)が、その後7年間は影響が見られなかった(同1.55、0.7-3.3、P=0.26)。...