51-75歳の参加者1702例(男性68%)を対象に、10秒間片足立ちテスト(10秒間OLS)の結果と全死因死亡や予後との相関を前向きコホート研究で検討した。10秒間片足立ちを維持できたら「YES」、できなかったら「NO」とした。 その結果、20.4%が10秒間片足立ちを維持できなかった。追跡調査期間中央値7年の間に7.2%が死亡し、4.6%が10秒間OLSの結果がYES、17.5%がNOだった。生存曲線は、NO群の方が不良だった(Log-rank検定によりP<0.001)。年齢、性別、BMI、併存疾患を調整すると、全死因死亡リスクはNO群の方が高かった(ハザード比1.84、95%CI 1.23-2.78、P<0.001)。既知の危険因子を含むモデルに10秒間OLSを追加することで、死亡リスク予測が有意に改善した。...
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