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ACL再建15年後の膝関節置換、危険因子を特定

2022年7月7日  専門誌ピックアップ

2004-20年のNorwegian Knee Ligament RegisterおよびNorwegian Arthroplasty Registerのデータを用いて、前十字靱帯(ACL)再建術から15年後の人工膝関節置換術の累積発生率および危険因子を検討。前十字靱帯(ACL)再建術を施行した膝関節2万7122個を対象とした。 その結果、膝関節115個で人工膝関節置換術が施行され、ACL再建術後15年での累積リスクは1.1%だった。ICRS(国際軟骨修復学会)グレード3-4の深部軟骨損傷(ハザード比4.8、95%CI 3.1-7.6)、ACL再再建術(同3.9、2.2-7.1)、術後2年時点の膝関節損傷と変形性関節症転帰スコア(KOOS)のスポーツ/リクレーション活動サブスコアが44未満(同3.1、1.5-6.2)が人工膝関節置換術の危険因子だった。一般集団との比較では、30-39歳での人工膝関節置換術リスクが高かった(相対リスク3.3、1.6-6.7)。...