オメガ3にドライアイ予防効果見られず

ドライアイ診断歴がなく、重度のドライアイ症状も見られない米国成人2万3523例（平均年齢67.0歳、女性48.3％、黒人20.0％、非ヒスパニック系白人71.6％）を対象に、毎日の海洋性オメガ3脂肪酸補給（1日当たり1g）のドライアイ予防効果をVitamin D and Omega-3 Trial（VITAL）の事前補助的研究として実施した無作為化試験で検討した。 その結果、中央値5.3年の治療および追跡での医療記録で確認したDED診断発生率はオメガ3脂肪酸群が2.0％、プラセボ群が2.0％だった（ハザード比0.97、95％CI 0.81-1.16）。ドライアイ診断および重度ドライアイ症状発生とする副次複合評価項目の発生率もオメガ3脂肪酸群が8.9％、プラセボ群が9.1％と差は見られなかった（同0.97、0.89-1.06）。...