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オシメルチニブ投与後の薬剤性肺炎発症率、TAPO含め18%

2022年7月9日  Chest

オシメルチニブによる1次治療を実施したEGFR変異陽性の進行非小細胞肺がん(NSCLC)患者452例を対象に、薬剤性肺炎(DRP)の発症率および危険因子を18施設の後ろ向きコホート研究で検討した。 その結果、18%がDRPの診断を受け、4.6%にグレード3以上のDRPがあった。DRP発症例の46%に一過性無症候性肺陰影(TAPO)が認められた。CTパターン別に見ると、38%が器質化肺炎、26%が単純性肺好酸球増加症、23%が過敏性肺炎、11%がびまん性肺胞障害、3%が非特異的間質性肺炎だった。多変量解析で、喫煙歴がDRPの独立した危険因子だった(ハザード比1.72、95%CI 1.01-2.89、P=0.046)。...