屋内でコロナ「長距離」空気感染の可能性
2022年7月10日
British Medical Journal
屋内環境での新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)長距離空気感染の可能性を迅速システマティックレビューで評価。2020年1月1日から2020年7月27日までに発表され、医療機関を除く屋内環境で長距離(2m以上)空気感染によるSARS-CoV-2感染を評価した観察研究18件22報を対象とした。 その結果、研究16件で長距離空気感染が生じた可能性があった(GRADEの確実性:非常に低い)。この16件では、「換気不十分」(確実性:非常に低い)、「空気の流れが一方向」(同:非常に低い)、「大声での歌唱や会話などエアロゾル放出が増える行為」(同:非常に低い)など、長距離空気感染が生じやすくなる因子が1項目以上認められた。13件では、初発例は無症状、発症前または感染と発症がほぼ同時だったことが報告されていた。...
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