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統合失調症、陰性症状への非侵襲的脳刺激の効果を比較

2022年7月11日  JAMA Psychiatry

統合失調症の陰性症状に対する非侵襲的脳刺激(NIBS)の有効性および受容性を無作為化試験48件(対象計2211例)の系統的レビューとネットワークメタ解析で比較した。 その結果、シャム対照(偽介入)との比較で、左背外側前頭前野に対する興奮性NIBSは、対側脳領域への他の抑制性刺激の有無に関係なく陰性症状の重症度が有意に低下した。標準化平均差は、ハイデフィニション(高精細度)経頭蓋ランダムノイズ刺激が-2.19(95%CI -3.36--1.02)、間欠的シータバースト刺激が-1.32(同-1.88--0.76)、陽極経頭蓋直流電気刺激が-1.28(同-2.55--0.02)、高周波反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)が-0.43(同-0.68--0.18)、超高周波rTMSが-0.45(同-0.79--0.12)だった。受容性(何らかの理由による脱落率)に有意な群間差は見られなかった。...