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退院後の禁煙継続、病院の介入vs.電話相談

2022年7月11日  JAMA Internal Medicine

米国で、入院中に短期の禁煙治療を実施し禁煙を希望するたばこ喫煙者1409例(平均年齢51.7歳、女性55.6%、平均喫煙本数16.4本/日)を対象に、病院による退院後の移行型禁煙治療管理(Transitional Tobacco Care Management:TTCM)の禁煙効果を無作為化試験で検討(Helping HAND 4試験)。対象者を無作為化により、病院による介入(TTCM群)と州の禁煙電話相談(quitline、QL群)に割り付けた。両群ともに禁煙カウンセリングとニコチン置換療法(NRT)を最長3カ月間実施した。主要評価項目は、6カ月時点での生化学的に確認した過去7日間の禁煙とした。 その結果、退院後1カ月と3カ月の時点で、TTCM群の方がQL群よりも禁煙カウンセリング利用者の割合(1カ月:34.7% vs. 21.9%、3カ月:35.1% vs. 17.5%、P<0.001)および薬物療法を受けている人の割合(1カ月:64.4%vs. 46.1%、3カ月:52.0% vs. 37.6%、P<0. 0 01)が高かった。6カ月時点で過去7日間の禁煙が生化学的に確認された参...