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進行NSCLC、TMB高値で免疫療法の奏効率高い

2022年7月12日  JAMA Oncology

PD-1阻害薬またはPD-L1阻害薬による免疫療法を実施した進行非小細胞肺がん(NSCLC)患者1552例を対象に、遺伝子変異量(TMB)免疫療法の相関を多施設共同コホート研究で検討した。 その結果、客観的奏効率(ORR)、無増悪生存期間(PFS)および総生存期間(OS)の改善との相関を示すTMB閾値(100万塩基対当たりの変異数19.0以下をTMB低値、19.0超をTMB高値と定義)を特定した。このTMB閾値に、PD-L1発現率1%未満、1-49%および50%以上の各サブグループで免疫療法の転帰の有意な改善との相関が認められた。ORRはTMB高値およびPD-L1発現率50%以上の患者が57%、TMB低値およびPD-L1発現率1%未満の患者で8.7%だった。...