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虫垂切除術で後の顕微鏡的大腸炎リスク上昇

2022年7月13日  専門誌ピックアップ

スウェーデンのESPRESSOコホートに登録された顕微鏡的大腸炎(MC)患者1万4520例と年齢、性別などでマッチさせた対照者6万9491例を対象に、虫垂切除術によるのちのMC発症リスクを症例対照研究で検討。1年以上前に虫垂炎切除術を施行した割合は、患者群が7.6%、対照群が5.1%だった。 条件なしロジスティック回帰モデルでの解析の結果、虫垂切除術歴があるグループはMCリスク(オッズ比1.50、95%CI 1.40-1.61)、膠原線維性大腸炎(CC)リスク(同1.67、1.48-1.88)、リンパ球浸潤大腸炎(LC)リスク(同1.42、1.30-1.55)増加が認められた。MCリスクの上昇は追跡期間を通じて認められ、非複雑性虫垂炎患者のリスクが最も高かった。...