6-15歳の小児36人(男児14人、女児22人)を対象に、スマートフォン使用による眼表面の症状、まばたきおよび涙液機能への影響を前向き介入試験で検討した。 その結果、スマートフォンで1時間ゲームをした後、試験開始前から症状が悪化し、Symptoms Assessment in Dry Eye(SANDE)スコアが8.2単位(P=0.01)、Instant Ocular Symptoms Survey(IOSS)スコアが1.3単位(P<0.001)、数値評価スケール(NRS)の平均スコアが6.3単位(P=0.03)、快適性スコアが7.6単位(P=0.04)、疲労スコアが10.1単位(P=0.01)増加したが、涙液層に変化は見られなかった。ゲーム開始後1分以内に、1分間のまばたき回数が20.8回から8.9回に低下し(P<0.001)、まばたき間隔は2.9秒から8.7秒へと長くなり(P=0.002)、ゲーム中の1時間にわたりこの状態が維持された。...
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