AF既往で非心臓手術後の有害転帰リスク上昇
2022年7月14日
Journal of the American College of Cardiology
米国で心臓以外の手術を受けたメディケア受益者863万5758例を対象に、心房細動(AF)既往の有無による術後有害事象リスクを比較。年齢、性別、人種、手術の緊急度と種類、改訂心臓リスク指数(Revised Cardiac Risk Index:RCRI)およびCHA2DS2-VAScスコアによる傾向スコアマッチングを実施した。評価項目は30日死亡、脳卒中、心筋梗塞および心不全とした。 その結果、AFの既往があると死亡(オッズ比1.31、95%CI 1.30-1.32)、心不全(同1.31、1.30-1.33)および脳卒中(同1.40、1.37-1.43)のリスクが高く、心筋梗塞(同0.81、0.79-0.82)のリスクが低かった。性別、人種、手術の種類、RCRIおよびCHA2DS2-VAScスコアの階層によるサブグループ解析でも結果は同じだった。...
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