1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 65歳未満のMCL、リツキシマブ維持療法でOS改善

65歳未満のMCL、リツキシマブ維持療法でOS改善

2022年7月14日  Journal of Clinical Oncology

米国で2011年から2021年までに診断を受けたマントル細胞リンパ腫(MCL)患者4216例を対象に、自家造血幹細胞移植(ASCT)およびベンダムスチン+リツキシマブ併用療法(BR)後のリツキシマブ維持療法(MR)の転帰を後ろ向きに検討した。 その結果、1次治療の記録があった3614例では、BRが最も多く実施されていた。65歳未満の患者1265例では、1次療法として30.5%がシタラビン主体の導入療法、23.5%がASCTを受けていた。ASCT適格患者では、ASCTに次の治療までの期間(ハザード比0.84、95%CI 0.68-1.03、P=0.10)や総生存期間(同0.86、0.63-1.18、P=0.4)の有意な改善は見られなかった。MR適格患者では、BR後にMRを受けた患者の方がBRのみを受けた患者より次の治療までの期間(同1.96、1.61-2.38、P<0.001)と総生存期間(同1.51、1.19-1.92、P<0.001)が長かった。別の大学病院12施設の患者1168例を対象とした妥当性評価でも、ほぼ同じ結果が見られた。...