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OPSCC、手術先行で脳卒中リスク23%低下

2022年7月17日  専門誌ピックアップ

2000-20年に非転移性口腔咽頭扁平上皮がん(OPSCC)の診断を受けた米国退役軍人1万436例(年齢中央値61歳、男性99%、黒人13%、白人75%)を対象に、手術先行治療(up-front surgery)が脳卒中リスクに及ぼす影響をコホート研究で検討。2717例が手術先行治療、7719例が根治的(化学)放射線療法による非外科治療を受けた。 その結果、10年累積脳卒中発症率は12.5%、死亡率は57.3%だった。(化学)放射線療法を併用した手術先行治療を実施した患者は非外科治療を実施した患者より放射線および化学療法のコースが短かかった。傾向スコアおよび逆確率重み付け(IPW)後の解析では、手術先行治療群の脳卒中の原因別ハザード比が0.77(95%CI 0.66-0.91)だった。年齢および登録時の心血管危険因子で定義したサブグループの解析でも同じ結果が見られた。...