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週末だけの運動、週3回の運動と同等の便益

2022年7月18日  JAMA Internal Medicine

米国で、推奨される1週間の運動を規則的にこなした場合と週末にまとめてこなした場合で死亡リスクに対する便益に差があるかを全国規模のコホート研究で検討。1997-2013年に健康に関する全国調査(National Health Interview Survey)で運動について回答した成人35万978例(平均年齢41.4歳、女性50.8%)を運動不足群(運動量150分/週未満)と活発群(中強度150分/週以上または高強度75分/週以上)に分け、活発群をさらに週末集中群(1-2回/週)と分散群(3回/週)に分けて、全死因死亡、心血管死亡およびがん死亡を比較した。 追跡期間中央値10.4年(360万人年)で、2万1898例の死亡が記録され、そのうち4130例が心血管死亡、6034例ががん死亡だった。運動不足群と比較した全死因死亡のハザード比は週末集中型が0.92(95%CI 0.83-1.02)、分散型が0.85(同0.83-0.88)で、原因別死亡の結果もほぼ同じだった。総運動量が同じ週末集中群と分散群の全死因死亡および原因別死亡は同程度だった。分散群と比較した週末集中群の死亡のハザード比は、...