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4回目接種の有効性、感染予防で49%、重症化予防で86%

2022年7月19日  British Medical Journal

カナダ・オンタリオ州の長期介護施設626施設の入所者(60歳以上、6万1344例)を対象に、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)オミクロン株感染に対するmRNAワクチン4回接種の有効性を検査陰性症例対照研究で評価した。 その結果、検査でSARS-CoV-2オミクロン株感染陽性となった入居者1万3654例と陰性対照20万5862例を解析対象とした。84日以上前の3回目接種と比較した4回目接種後7日以上経過後の限界有効性(marginal effectiveness)は、感染に対して19%、症候性感染に対して31%、重症化に対して40%だった。(ワクチン未接種者と比較した)ワクチン接種者でのワクチンの有効性は追加接種のたびに増加し、4回目接種では感染に対して49%、症候性感染に対して69%、重症化に対して86%だった。...