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抗菌薬治療中の小児、プロバイオティクスで下痢予防

2022年7月19日  専門誌ピックアップ

広域抗菌薬の全身投与開始後24時間以内の生後3カ月から18歳の小児350例を対象に、複数菌種のプロバイオティクス(1日100億コロニー形成単位を抗菌薬治療中および治療後7日間投与)の抗菌薬関連下痢症(AAD)予防効果を無作為化四重盲検プラセボ対照試験で検討。313例をintention-to-treat解析の対象とした。 その結果、プラセボ群(155例)との比較で、プロバイオティクス群(158例)にAAD(Clostridioides difficileに起因するか原因不明の軟便または水様便が24時間に3回以上と定義)のリスク低下は見られなかったが(相対リスク0.81、95%CI 0.49-1.33)、原因を問わない下痢のリスクが低下した(同0.65、0.44-0.94)。有害事象に群間差はなかった。...