コロナワクチンの効果、過体重や肥満でもほとんど変わらず
英イングランドの住民対象コホート研究で、BMIによる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンの接種率、ワクチンの有効性おより接種後のCOVID-19重症化リスクを検討。2020年12月8日(英国内のワクチン接種開始日)から2021年11月17日までにイングランドの診療所に登録した18歳以上患者(917万1524例、平均52歳、平均BMI 26.7)を解析対象とした。 追跡期間中、56万6461例がSARS-CoV-2検査陽性となり、3万2808例が入院し、1万4389例が死亡した。ワクチンの接種状況は、19.2%がワクチン未接種、3.1%が1回接種、52.6%が2回接種、25.0%が3回接種だった。40歳以上の過体重者および肥満者ではワクチンを2回または3回接種した患者の割合が80%以上だったが、低体重者ではやや低かった(70-83%)。 ワクチン2回目接種から14日以上経過後はCOVID-19重症化予防効果が高く、入院に対するオッズ比は、低体重が0.51(95%CI 0.41-0.63)、健康体重が0.34(同0.32-0.36)、過体重が0.32(同0.30-0.34)...
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