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緑内障患者、眼瞼動作時の眼圧変化を測定

2022年7月22日  専門誌ピックアップ

遠隔測定眼圧センサーEyemate-IOを留置した原発性開放隅角緑内障(POAG)患者11例を対象に、眼瞼の動作時および摩擦時の眼圧ピーク値を評価。全例が1分間の直視(基準値)および10秒間隔のまばたきを6回実施した後、9例が目を閉じる(eyelid closure)動作を、7例が目をぎゅっとつぶる(eyelid squeezing)動作および目をこする(eyelid rubbing)動作を15秒間隔で5回実施した。 その結果、基準値からの平均ピーク眼圧増加量は、目をこすった時が59.1±9.6mmHg(P<0.001)、目をぎゅっとつぶった時が42.2±5.8mmHg(P<0.0001)、目を閉じた時が3.8±0.6mm(P<0.01)、随意的にまばたきをした時が11.6±2.4mmHg(P<0.001)だった。不随意のまばたき中に、眼圧脈波の短期的不規則性以外の眼圧変化は見られなかった。...