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TNF阻害薬の乾癬発症リスクをコホート研究で検討

2022年7月23日  専門誌ピックアップ

デンマークで炎症性腸疾患または関節リウマチに対して従来治療(非生物学的製剤治療)または腫瘍壊死因子α阻害薬(TNFi)治療を受けた患者10万9085例を対象に、TNFi関連乾癬発症リスクを検討。10万8024例が従来治療、2万910例がTNFi治療を受けていた。 最長5年の追跡の結果、1000人年当たりの乾癬発症率は従来治療が3.0(95%CI 2.9-3.2)、TNFi治療が7.8(同7.5-8.9)だった。従来治療に対するTNFi治療の非膿疱性乾癬発症ハザード比は2.12(95%CI 1.87-2.40、P<0.001)、膿疱性乾癬は6.50(同4.60-9.23、P<0.001)だった。患者1例に乾癬が発現するのに必要なTNFi曝露はTNFi関連乾癬全種類では241人年、非膿疱性乾癬では342人年、膿疱性乾癬では909人年だった。...