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治療失敗歴ある片頭痛の予防にeptinezumabが有効

2022年7月25日  The Lancet Neurology

欧州および米国の96施設で、過去10年間に2-4種の予防治療失敗歴がある片頭痛成人患者891例を対象に、カルシトニン遺伝子関連ペプチドを標的とするモノクローナル抗体eptinezumabの有効性および安全性を無作為化第IIIb相試験で検討した(DELIVER試験)。 その結果、主要評価項目に定めた1-12週の1カ月当たり平均片頭痛日数の試験前からの変化量はeptinezumab 100mg群が-4.8、同300mg群が-5.3、プラセボ群が-2.1となり、プラセボ群との差は100mg群(-2.7、P<0.0001)と300mg群(-3.2、P<0.0001)ともに有意だった。治療下で発現した有害事象の発現率は100mg群が42%、300mg群が41%、プラセボ群が40%で、新型コロナウイルス感染症の頻度が最も高かった(7%、6%、5%)。重篤な有害事象発現率は低かった(2%、2%、1%)。...