2016-19年の米国National Inpatient Sampleデータベースに登録された帝王切開歴のある女性167万1249例を対象に、切開方法による単生児出産での母体転帰を横断解析で比較。2万5540例に古典的帝王切開(子宮縦切開)歴、164万5709例に子宮下部横切開歴があった。 その結果、帝王切開施行率は古典的切開歴群が95.5%、横切開歴群が91.3%(P<0.001、傾向スコア法でのオッズ比0.99、95%CI 0.85-1.16)だった。それぞれ1.1%、0.3%に子宮破裂(P<0.001、同2.17、1.40-3.36)、5.9%、2.0%に重度の母体合併症(SMM、P<0.001、同1.87、1.53-2.29)が発生した。母親の社会人口統計学的因子および病院因子で調整すると子宮破裂およびSMMのリスクの群間差は縮まったが、なお有意だった。...
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