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世界でNAFLDの有病率が上昇

2022年7月29日  専門誌ピックアップ

2021年5月25日までに公開された、一般成人集団代表を対象とした観察横断研究または縦断研究の系統的レビューとメタ解析を実施し、世界の非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の有病率および発症率を推定。研究報告72件(17カ国103万160例)を有病率の解析対象、16件(5カ国38万1765例)を発症率の解析対象とした。 その結果、世界のNAFLD有病率は32.4%と推定された。有病率は2005年以前の25.5%から2016年以降に37.8%へ有意に上昇した(P=0.013)。男性は女性よりも有病率が有意に高かった(39.7% vs. 25.6%、P<0.0001)。NAFLD発症率は1000人年当たり46.9と推定され、男性は1000人年当たり70.8、女性は1000人年当たり29.6だった(P<0.0001)。NAFLD有病率(I2=99.9%)とNAFLD発症率(I2=99.9%)のいずれも研究間の異質性が高かった。...